俯瞰とは、高いところから下を見渡す事を言います。映像制作や写真撮影等の現場では、よく聞く用語だと思われます。
ここでは俯瞰について解説していきます。
俯瞰の使用例
一番皆さんがわかりやすい例で言うと、アニメで良くキャラが街を見下ろしたりしているカットをよく見ることがあると思います。あの場合、高低差にとても差がありわかりやすいですが、他に部屋の天井から等の高低差が余りないものもあります。
GIF
俯瞰の使用例
MAYAで俯瞰を表現するには
今回は、前述で紹介した二つの使用例を表現していきます。簡単に俯瞰の結果を得ることができるので、実践してみてください。
下準備
まず、被写体となるキャラクターをダウンロードしていきます。
あらかじめシーンにダウンロードしたキャラデータを、インポートしておきましょう。メニューのインポートより” MoxRig.ma”をインポートします。
街を見下ろす俯瞰
高低差を作るために、地表になるプレーンと、ビルを一つ作成します。シェルフのモデリングタブよりplaneを追加します。
次にビルを作っていきます。同様にシェルフのモデリングタブより立方体を追加し、スケールにて、Y方向に引き伸ばします。※サイズは各々で調整してください
次にカメラを作っていきましょう。メニューバー→作成→カメラよりカメラを追加し、俯瞰の位置に配置します。今回、カメラの焦点距離は24mmとします。
キャラクターを配置していきます。下の街を、ビルの上からヤンキー座りをして見下ろす様に、配置していきます。
レンダリングすると下記の様な結果を得ることが出来ます。
天井からの俯瞰
キャラクターが会話をしている際に、天井からの見下ろす俯瞰を表現していきます。先程と同様、planeを追加しスケールを合わせます。
次にカメラを作っていきます。メニューバー→作成→カメラよりカメラを追加し、俯瞰の位置に配置します。
キャラクターを配置していきます。向かい合っている様に対面に配置していきます。
レンダリングすると下記の様な結果を得ることが出来ます。
今回はMAYAにて説明しましたが、どの3Dソフトウェアにも関係しているので是非学んでみてください。