シンメトリとは、左右対称であり、左右の各部分のつり合いがとれていることです。物体もしくは、美的対象の構成が中心軸をめぐってその色、形、性質が左右または上下に同形に配置され、両者が均衡、総称な関係にあることです。アシンメトリは反対語の意味です。
ここではシンメトリについて解説していきます。
反対語のアシンメトリとは
「アシンメトリ」とは、シンメトリとは違い、大きさ・色・形などにおいて左右の釣り合いがとれていない、非対称であることを指します。
MAYAでシンメトリを行うには?
MAYAのシンメトリ機能には、アシンメトリなモデルを左右対称に修正する「シンメトリ化」と左右対称にメッシュを選択し、編集できる「シンメトリ」が存在します。
シンメトリ化
制作中稀にあるのが、「左右対照のズレ」です。これは、作業に夢中になっていると無意識に起きます。本当にいつ起きたかわからないタイミングでズレます。こうゆう場合に役立つのが「シンメトリ化」です。まずベースとなるメニューバー→ウィンドウ→一般エディタよりコンテンツブラウザを立ち上げ、BasicHead.maをドラッグ&ドロップでシーンに追加します。
擬似的にミスを再現するため、顔をいじっていきます。顔の中央線より右側の頂点を適当に弄り変形させます。
ミスをする前に状態に戻していきましょう。弄った顔の対称部分である、中央線より左側の同じ部分をエッジ選択します。
選択後、メニューバー→メッシュの編集→シンメトリ化を選択し、中央線を選択します。
すると、左右正常に対称になりました。
シンメトリ
この機能は軸を決めて、シンメトリ選択を行える機能になります。例えば車など、左右対称なオブジェクトをモデリングしていく際などに使用する機能です。先程の顔のモデルを使用し説明していきます。Maya画面の上部にあるシンメトリのプルダウンを選択し軸を指定していきます。オブジェクトスペースの左右対称かワールドスペースの左右対称かも選ぶことが出来ます。今回はオブジェクトXでシンメトリ選択を行っていきます。
オブジェクトの中央線から左右同じ距離の頂点、エッジ、フェースが選択することができる様になります。
今回はMAYAにて説明しましたが、どの3Dソフトウェアにも関係しているので是非学んでみてください。